乃木坂46『16人のプリンシパル』

13:00- PARCO劇場



自引きでZ列。最後列かと思ったら3列目でした。
握手会にも行かない薄い奴なのに申し訳。



今回の舞台は二部構成で前半はオーディション。
29人を3つの班に分けて、ダンス審査と自己PRが交互に行われる。(伊藤寧々cは骨折の為休演)
自己PRにテーマや制限は特に無いようで、特技を披露する人、趣味について熱く語る人、ネタで笑いをとる人など様々。
選抜メンバーに選ばれる人は全員ではないがやはりそれ相応にしっかりアピール出来ていた。



オーディションの終わりにAKB48の「蕾たち」(「風は吹いている」劇場盤C/W)を全員で歌う場面がある。
当時のチーム4と研究生が歌っていた曲で元々好きな曲だったが、「誰にも知られていない私のことをもっと知ってほしい、あなたの手で私の夢を咲かせてほしい」という歌詞がこの舞台に凄くマッチしていて、乃木坂に対してもっと想い入れがあれば涙の一つも流していたかも知れない。
メンバーの半数ぐらいが客席に降りてきて通路に立ち止まるが、すぐ近くにあしゅりー(齋藤飛鳥c)がきて、そのささやくような歌声に高まった。



観客が最大16人を選び得票数の多い順に「不思議の国のアリス」になぞらえたポジションが与えられる。
アリスならセンター、王女は2番目、最後列はトランプ1〜8といった具合。
投票結果はその場で伝えられ、呼ばれなかった人はここで終了。
残った人たちはステージ上で衣装替えと台本チェック。準備ができた人からマイクテストを兼ねて感謝の言葉と意気込みを。



16人全員の準備が出来たら第二部スタート。
アリス=センターポジションは生田絵梨花お嬢様。
ほとんどの回において彼女はアリスを務めていたようだが、彼女にはこれといって減点要素が見当たらないので余程のアンチでもない限りほとんどの人は16人の中に彼女を選んだだろう。
歌とダンスが主体でセリフはほとんどなく、たて続けに5曲ほど歌ってあっという間に終了。
オーディションが濃厚すぎる分、あっさりしすぎて正直物足りなかった。



一旦緞帳が下りて、16人に入れなかった17位の娘が挨拶に出てくることになっているらしくて、この回は能條愛未cだった。
16位とはたったの1票差で本当にシビアだと思った。ちなみにダンス審査で一番印象に残ったのは彼女の笑顔だった。
アンコールは全員で「ぐるぐるカーテン」と「おいでシャンプー」をフルコーラスで。29人のキビキビしたダンスはなかなか壮観。
普段はこの2曲しかやらないそうだが、最終日という事で「走れ!Bycycle」も披露して終了。



2時間半という長丁場で終わったら意外にもグッタリ(^^;
真剣に16人を選ぼうとして自分でも気付かないうちに消耗したらしい。
言ってみればプチ選抜総選挙なわけで、これを一週間毎日やるというのは演者は勿論、ファンにとっても結構きつかったのでは。



そういえばごく初期のAKBの構想に「劇場でオーディションをやって、その日ステージに上がるメンバーを決める」というのがあったが、あれを実践してみたのが今回のステージだったのかな。半券に変わって導入されたポイントカードと投票システムがあんな短期間でポシャらなかったら一回ぐらいはやっていたのかも知れないなぁ。