「風立ちぬ」

この夏はこれと「げいにん!」は見るつもりでいて、午前中暇だったので新しくなった大阪駅の駅ビルの上層階にある大阪ステーションシティシネマにて鑑賞。「げいにん!」は上映時間が早すぎか遅すぎで合わなかったのでパス。



ジブリ作品を映画館で見るのは「紅の豚」以来だが(あの時はガキが多くて辟易した)、平日という事もあって親子連れは少なくその代わりに年配の男性や御婦人が多かった。



初めのうちは庵野氏の棒読みっぷりが気になったが徐々に慣れた(笑)
抑揚のない穏やかな声質は淡々と進む物語には却って合っていたかも知れない。
声といえば関東大震災の地鳴りやエナーシャを回す場面に人声が使われているのも面白い試み。



試作機を飛行場まで運ぶのに牛車を使ったという当時の最先端の技術の塊とアナクロなものとの取り合わせが何とも珍妙で面白いが、あれが貧しい国の実情だったんだよなぁ。



映像ソフト化されたら買うことは既に決めているが、あと一回ぐらい映画館で見るかどうか。