音楽劇『ACT泉鏡花』千秋楽

13:00- 北國新聞赤羽ホール
出演:近藤正臣/木の実ナナ/松本慎也/山本芳樹/曽世海司/秋元才加/仲川遥香/片山陽加/佐藤亜美菜/浦野一美/宮菜穂子/三浦涼介/三村晃弘




2列目右ブロック内通路寄りにて鑑賞。
千秋楽ゆえの緊張からか、さほど難しくもない所でアンクの人がしくじったり亜美菜の歌声が裏返ってしまったり、あろう事かナナさんまでもが台詞をトチったりとピリピリした空気が舞台上を漂っていたが、中盤に差し掛かる頃にはいつもの調子に戻った。海神別荘のはーちゃんは雰囲気に飲まれることは無く演技・歌共に自分が見た中で一番の出来。



地元の招待客と思しき年配の方やご婦人方に配慮したのか楽日に付き物のお遊びは極力抑えた様で、その方が散漫にならずかえって芝居が引き締まったように思う。近藤さんは「滝の白糸」の口上で毎回何かしらAKB絡みの小ネタを仕込んでいたが、最後もしっかりジャンケン選抜ネタで笑わせてくれた。




これですべての公演が終了。
初見では筋立てがわからず戸惑うばかりだったが、回を重ねるうちに独特な台詞回しなど舞台の雰囲気が次第に好きになった。それぞれの物語が良く描かれていた分、最後の「滝の白糸」の曲芸からエンディング「桜の栞」への唐突さがやや残念ではあったけれど。